就業規則の作成・見直し
就業規則は、「会社の憲法」とよく言われます。
就業規則で会社のルールを明確にしておくことで労使トラブルを未然に防ぐことができます。
すなわち、統一的なルールを定めて会社の秩序を維持し、労働条件を明確にして労働者の働きやすい環境をつくることです。これにより労働者のモチベーションも上がります。
しかし、就業規則は会社ごとに風土が異なり、それに合った独自の就業規則を作成する必要があります。
それは、会社の方針はそれぞれ異なり、そこに働く労働者も今まで働いてきた暗黙のルールがあり、それらを踏まえたルールが必要だからです。
また、就業規則は作成とともに労働者への周知が効力発生の要件だからです。労働者になじみのないルールは絵に描いた餅に終わる危険性があるます。
就業規則は、次の要件も備えていなければなりません。
① 労働関係法令に対応している。
② 起こりうる労働トラブルを回避できる。
③ 最新の法改正に対応している。
④ 問題を起こした労働者の懲戒処分に対応できる。
などです。
就業規則は、労働者を縛るだけでなく、会社も守らなければなりません。そのため、会社の実情に合ったルールを作る必要があります。
一度作った就業規則は、労働者に不利に変更することは原則できません。
このようなことから、就業規則の作成・変更は専門家である社会保険労務士に依頼することがいいと思います。
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